男の作法

男の作法 (新潮文庫)

男の作法 (新潮文庫)

「刺身を食べる時は、わさびを醤油に溶かずに刺身の上にちょっとのせて食べるのが行儀がいい」くらいは知っていますが、その元ネタがこの本なのでしょう。

池波正太郎先生の語り下ろしで、食から身だしなみ、お金とのつきあいかた、女性関係(嫁、母親、姑まで)日常から一事が万事の男の作法が語られています。

多くのレビューや解説には、もっと早くに読みたかったと悔やむ声がよく見られます。僕自身、現在30歳で、社会人になったタイミングで読んでおきたかったとも思いますが、それでも今回ふと本屋で見つけて手にとった選択に満足です。

まずは食からということで、寿司の作法を復習して、銀座辺りの寿司屋ののれんを近々くぐってみようと思います。